爽やかな5月のはずが、汗ばむ日が続いています。

少し前ですが、5月23日におこなわれた『子ども脱被ばく裁判』5.23デモで、関東の汚染地域からの声ということで、「放射能からこどもを守ろう関東ネット」が、スピーチの時間をいただきました。

「こんにちは!『放射能からこどもを守ろう関東ネット』の共同代表をしています、木本さゆりと申します。関東ホットスポットの、千葉県松戸市から参りました、6歳と14歳の子どもの母親です。

私達は、年間1msvの公衆被曝限度を超える、「汚染状況重点調査地域」の市民が行った土壌汚染調査をきっかけに、子育て世代が中心になって立ち上げたネットワークです。
現在、栃木、茨城、千葉、埼玉の、約40団体が加盟しています。

 子ども達を守りたい気持ちに、県の境はありません。私たちが声を挙げる事が、福島の子ども達を守ることに繋がると確信して、行動してきました。

私たちは、原発事故子ども・被災者支援法が定める健康支援を、関東でも適用してもらえるよう、環境省や文科省、復興庁に求める交渉を、これまでに9回行ってきました。しかし、その要望は、非科学的根拠によって退けられてきました。

支援法に基づいて環境省が設置した、専門家会議も、1年3ヶ月にわたって傍聴してきましたが、国は、福島の子どもの甲状腺がんすら「被曝の影響ではない」として、実際の子ども達の健康状態に向き合うことをしていません。「不安の解消」はリスクコミュニケーションによって行う、などという責任放棄を押し通そうとしています。私たちは、これをなおざりにしてはいけません。

国が動かない中、関東では「関東子ども健康調査支援基金」が設立され、市民による甲状腺検査が始まっています。検査費用の助成を行う自治体も出てきました。

でも、国が指定した「汚染状況重点調査地域」は、福島県内はもちろん、岩手、宮城、茨城、千葉、埼玉の、102の市町村にのぼります。セシウム137は半減期が30年です。これからも長きにわたって、多くの住民が被曝と向き合わねばならない現実にいます。
また、土壌に沈着しなくても、爆発後の高濃度の放射性ヨウ素を含んだ放射性の雲、プルームは、関東全域を蹂躙したのです。静岡のお茶にヨウ素が付着したのですから、関東全域の住民が、呼吸を通して、ヨウ素のよる被曝をしてしまったことは、想像に難くありません。

今は元気でも、被曝の影響は、すぐにでるとは限りません。5年後10年後、甲状腺がんのみならず、様々な病気を引き起こすことが、チェルノブイリの経験からわかっています。それがとても恐ろしいところだと思います。

被ばくの問題は、ふくしまだけの問題ではありません。
私達、関東の問題でもあるのです。
再稼働ということになり、事故が起きれば、日本中のみなさんの問題なのです。

何の責任もない子どもたちに、無用な被ばくをさせてしまって本当に申し訳ないという気持ちから、大人として責任を取らねばなりません。事故は起きてしまったけれど、私たちは全力で子どもを守るのだ、ということを子ども達に伝えたい。

再稼働させる前に、今、高い放射線の中に生活している福島の子どもたちの避難の権利、国と県の責任を問うべきです!

どうか皆さん、気持ちを寄せ、共に訴えて参りましょう!!」

子ども脱被ばく裁判

 

『子ども被ばく裁判』とは

2015年6月23日(月)に、子ども脱被ばく裁判 第一回口頭弁論がおこなわれます

http://fukusima-sokai2.blogspot.jp/2015/05/blog-post.html?spref=fb

ー子どもの安全な場所での教育を求めるー ふくしま集団疎開裁判の会

http://fukusima-sokai.blogspot.jp/2015/05/blog-post_25.html?spref=fb